JTAGエミュレータ PALMiCE3 PALMiCE3の使いやすさを追求した設計思想は、
多くのエンジニアに支持されています。

PALMiCE3 V850は、ルネサス エレクトロニクス製のV850ファミリに対応したJTAGエミュレータです。

さらなる進化を遂げたPALMiCE3

PALMiCEシリーズのコンセプトを継承して、高速化による快適なオペレーションと電源レスやコンパクト化による使いやすさを実現。

高速化を実現

より良いデバッグ機能の実現とトレースメモリの増大を考慮して、ホスト間通信の高速化を実現しました。 このことにより、トレースデータなどの内部資源の転送が高速化し、より快適なデバッグが可能となりました。

Vbus対応電源レスを継承

PALMiCEシリーズのVbus対応電源レスのコンセプトを継承して、トレースメモリを大容量化したAUDモデルでもVbus対応の電源レスを実現しました。

さらなるコンパクト設計

パフォーマンスの向上やマルチコア対応、トレースメモリの増量などの性能アップを行っても従来機種よりさらなる小型・軽量化を実現しました。

デバッグ環境の追加が低コストで可能*5

標準セットのデバッガソフト「CSIDE」とは別に同本体で使用可能なCSIDEを追加購入することで、新たなCPUのデバッグ環境が低コストで導入できます。

先進のマルチコア対応

PALMiCE3の内部リソースをパワーアップして、より複雑なデバッグ制御を必要とするマルチコアのデバッグを可能としました。

特長

CPUトレース機能

CPUトレース(CPU内蔵やAUDなど)で取得した情報を、効率的に解析して表示する機能。

パフォーマンス機能

CPUトレースの内容を解析してレジスタやメモリの値を復元し、擬似的な実行や逆ステップ実行を可能とする機能。

リアルタイム・ウォッチャー機能

ユーザ・プログラム実行中に影響を与えることなく、CPUメモリ空間のデータを指定周期で連続取得し、簡易グラフのリアルタイム表示やCSV型式のファイル保存が行えます。

リアルタイム・スチール機能

ユーザ・プログラムの実行中にメモリやI/Oの参照/変更が可能な機能で、リアルタイム性を必要とするターゲットのデバッグに最適です。

シミュレーテッドI/O機能

ユーザ・プログラムの標準入出力をJTAG経由でデバッガが処理します。例えば、printf()やscanf()などのCライブラリ関数が実行された場合、デバッガのターミナル・ウィンドウで画面出力とキーボード入力が行われます。この機能はCPUをブレークさせることなくユーザ・プログラムとデバッガが通信を行う為、リアルタイム性を要求するデバッグに最適な機能となります。

シミュレーテッドI/O機能

統合開発環境CSIDE Version6を標準搭載

プロジェクトの規模に関わらず、エンジニアのために本当に使いやすい統合開発環境を標準装備しています。

統合開発環境CSIDE Ver.6を標準搭載載

主な仕様

対応CPU

V850ファミリ

CPU個別の対応については、「サポートCPU検索」より検索していただくか、当社営業までお問い合わせください

動作環境

対応ホスト : 対応OSが動作するパソコン
ホストI/F : USB 2.0
対応OS : 日本語 Windows 10/8/7 (64bit /32bit)

関連資料

ドキュメント

資料名
製品概要書
技術資料
価格表
  • *1:PALMiCE3本体モデルにより、CSIDEオプションご購入時に変換アダプタ等をあわせて購入していただく必要があります。

詳細については当社営業部までお問い合わせください。