PALMiCE3 H8Sは、ルネサス エレクトロニクス製のH8SX/H8Sファミリに対応したJTAGエミュレータです。
より良いデバッグ機能の実現とトレースメモリの増大を考慮して、ホスト間通信の高速化を実現しました。 このことにより、トレースデータなどの内部資源の転送が高速化し、より快適なデバッグが可能となりました。
PALMiCEシリーズのVbus対応電源レスのコンセプトを継承して、電源レスを実現しました。
パフォーマンスの向上やマルチコア対応、トレースメモリの増量などの性能アップを行っても従来機種よりさらなる小型・軽量化を実現しました。
標準セットのデバッガソフト「CSIDE」とは別に同本体で使用可能なCSIDEを追加購入することで、新たなCPUのデバッグ環境が低コストで導入できます。
トレース実行(シングルステップ実行)で行き過ぎてしまった場合に、変化したレジスタやメモリの値を擬似的に戻すことで実行結果を元に戻します。分岐前の状態確認や値を変更しての再実行など、ちょっとした再確認が簡単に行えます。
ブレーク直前の数分岐分(分岐元または、分岐元/先、分岐間補完)を表示することができます。
ユーザ・プログラム実行中にブレークすることなくメモリのアクセスを行うことができます。
プログラムの実行後ブレークやデータをリード/ライトした時のアクセス・ブレークが可能です。
ユーザ・プログラムの標準入出力をJTAG経由でデバッガが処理します。例えば、printf()やscanf()などのCライブラリ関数が実行された場合、デバッガのターミナル・ウィンドウで画面出力とキーボード入力が行われます。この機能はCPUをブレークさせることなくユーザ・プログラムとデバッガが通信を行う為、リアルタイム性を要求するデバッグに最適な機能となります。
オプションのRTOSデバッグ・ライブラリをデバッガソフトに追加することで、 リアルタイムOSのステータス表示機能やタスクトレース機能が追加されます。(リアルタイムOSによって仕様が異なります。)
対応ホスト | : 対応OSが動作するパソコン |
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ホストI/F | : USB 2.0 |
対応OS | : 日本語 Windows 10/8/7 (64bit /32bit) |