FreeRTOS開発環境 RTOSデバッグ・ライブラリは、FreeRTOSを使用したユーザ・プログラムのデバッグを支援する為のソフトウェアです。 RTOSデバッグ・ライブラリを、当社デバッガ・ソフト(CSIDE)に追加することで、FreeRTOSに特化したデバッグ機能を使用することができ、 FreeRTOSを使用した、ユーザ・プログラムのデバッグを効率良く行うことができます。

主な特長

ステータス表示機能 ステータス表示機能

ステータス表示

タスクの実行状態やブロック要因、キューのデータ格納状態など各種ステータスを一覧で表示します。

<表示ステータス>

タスク、キュー、セマフォ、ミューテックス、コルーチン、など

ステータス表示

タスク・トレース機能 タスク・トレース機能

遷移グラフ表示

タスクの状態遷移をグラフィカルに表示して、時間軸とともにタスクの切り替わりや、割り込み発生ポイントを一目で確認することができます。 また、FreeRTOS APIがどのタスクからどのタイミングで呼び出されているか、データの送受信が正しく行われているかなども簡単に把握できます。

遷移グラフ表示

CPU占有率表示

表示を切り替えることでタスクごとの実行時間比率をグラフ表示することもできます。

CPU占有率表示

ユーザ定義コメント

ユーザ・プログラムの任意の位置でユーザ定義のコメント等をタスク・トレース情報として出力することができます。 これにより、タイムスタンプを付加したprintデバッグが可能となります。 また、ミドルウェアやドライバのAPIを埋め込むことも可能となります。

ユーザ定義コメント

コール・スタック機能 コール・スタック機能

コール・スタック機能は、タスク毎に関数の呼び出し履歴を表示する機能です。
各タスクの待ち位置が関数レベルで確認でき、どのような経路で現在の関数に到達したか直ぐに把握できます。
また、ダブルクリックにより各タスクの待ち位置のコード表示も簡単に行えます。

コール・スタック機能

対応RTOS

カーネル 対応機能一覧 対応ICE
FreeRTOS ステータス表示機能 タスク・トレース機能 コール・スタック機能 PALMiCE4 ARM*1
PALMiCE4 ARM64*1
PALMiCE4 CM*1

■ ICONの説明

ステータス表示機能:ステータス表示機能
タスク・トレース機能:タスク・トレース機能
コール・スタック機能:コール・スタック機能
  • *1:PALMiCE4用CSIDEのVer.7.16.00 以降でデバッグ・ライブラリは標準機能となりました。