PALMiCE4(パームアイス フォー)

JTAGエミュレータ PALMiCE4

PALMiCE4

は、Arm製の各種コアに対応したJTAGエミュレータです。
PALMiCE3の使いやすさを追求した設計思想はそのままに、新機能「リアルタイム・モニタ」を搭載。
システムの電源を切らずにPALMiCE4の接続が可能な「ホットプラグイン・デバッグ」との組み合わせにより止められないシステムのデバッグに革新的進化をもたらします。

PALMiCE4の特長

  • 実行中のRAMアクセスを可能にする「リアルタイム・モニタ機能」
  • 電断せずに解析ができる「ホットプラグイン・デバッグ」
  • トレース表示でプログラム構造を見える化できる「関数スタック」
  • 大容量トレース・モデルを用意、面倒なバグにも対処可能
  • デバッグI/FはJTAGとSWDに対応
  • ETBトレース機能はJTAGモデルに標準搭載
  • 大容量トレースを活用した4CHアナライザ機能
  • USB3.0接続で高速にデータを転送
  • バグ検出機能を装備したデバッガ「CSIDE V7」を標準搭載
  • ローエンドからハイエンドまで、最新のArmコアに対応

用途に合わせて2つのモデルをご用意

◆JTAGモデル Model-J

Model-J

通常のデバッグに

プログラムのGo/Break/ステップ実行など、ソースレベルデバッグが可能な、コストパフォーマンスに優れた標準モデル。

◆大容量トレース・モデル Model-T

Model-T

難解なバグの解決に

JTAGモデルの機能と、プログラムの実行履歴を遡ってデバッグ・解析可能な高機能モデル

PALMiCE4の新機能

止められないシステムの必須デバッグ機能

CPUの実行に影響を与えずにシステムの稼働状態を取得する機能「リアルタイム・モニタ」を用意しています。
  1. RAMモニタ
  2. イベント機能
  3. データ保存機能
  4. ホットプラグイン・デバッグ
止められないシステムの必須デバッグ機能

リアルタイム制御の調整に–RAMモニタ

CPUを止めることなく変数やペリフェラルの参照・変更が可能

プログラムを変更せずに変数値の変化をリアルタイムに監視できます。

機器制御の調整や異常値の発見に活用できます。

  • 変数やペリフェラルの値をリアルタイムにグラフ表示
  • 最小10µs間隔の高速サンプリングが可能
  • 実行中に変数の値を書き換え可能
  • 複数の変数値を同時に表示可能

頻度の低いデータ変化をとらえる–イベント機能

事象をとらえて記録の開始・終了

変数やポートが特定の値となった時に記録を開始・終了することができ、問題の絞り込みが容易になります。

  • 設定値の条件成立により記録の開始・終了
  • 複数の条件を設定
  • ポートの値をビット指定可能
  • マーク出力や外部機器に信号出力が可能

記録データを再解析できる–データ保存機能

データを保存しておけば資料や評価に利用可能

保存した記録データは再び読み出してグラフ表示することが可能です。

ファイルとして保存しておけば、いつでも解析を行うことができます。

  • リアルタイムにファイルへ保存可能
  • CSV形式での保存もOK
  • PALMiCE4なしでデータの読み込みが可能
  • 複数の開発者でデータ共有、解析が可能

電断せずに解析ができる–ホットプラグイン・デバッグ

現場でターゲットの電源を落とさずにデバッグが可能

ターゲット動作中に問題が発生した際、電源を落とさずにそのままデバッグが可能、さらに、リアルタイム・モニタ機能で動作中の変数やペリフェラルが確認できます。こんなケースで威力を発揮します。

  • 現場で現象が発生しているので今すぐ解析したい
  • printfのログではタイミングがずれる
  • ブレークすると現象が再現できない
  • 問題発生時にポートの値を書き換えて変化を見たい

見える化でバグを発見–関数スタック

プログラム構造まで分かるトレース表示ウィンドウ

トレースの表示を関数呼び出し形式にすることで、プログラムの構造が理解しやすくなり、バグの発見が容易になります。

  • 関数の相対的な実行時間が一目瞭然
  • RTOSのタスクごとの表示も可能
  • 逆アセンブル表示で命令レベルのデバッグにも対応
  • マーク設定、関数検索などの機能も用意
  • Armのトレース機能、ETB/ETMの両方で利用可能

面倒なバグの解析に–4ギガトレース

大容量4ギガバイトのトレース・メモリを搭載

バグの発生ポイントから原因まで一度にトレースに記録できるため、現象再現のための繰り返しが激減します。

  • 独自の圧縮技術で長時間トレースを実現
  • ハードウェア検索により表示を高速化
  • リアルタイム・モニタのイベントをマーク表示可能
  • ETMv3/v4に対応
Model-T
面倒なバグの解析に–4ギガトレース

ソフト・エンジニアのための–アナライザ機能

大容量トレース・メモリをロジアナとして活用

外部プローブを接続すれば、4チャンネルのロジアナとして使用可能です。ソフト・エンジニアでもI/Oや信号の値を簡単に確認できます。

  • 4つのデジタル信号を同時に波形表示
  • トレース機能と連動して表示可能
  • サンプリング周波数は最大200MHz
Model-T
ソフト・エンジニアのための–アナライザ機能

統合開発環境CSIDE Version7を標準搭載詳細はこちらへ

プロジェクトの規模に関わらず、エンジニアのために本当に使いやすい統合開発環境を標準装備しています。

  • バグ検出機能
  • C言語と完全互換「Cマクロ」
  • 簡単ソースブラウジング
  • クィックインスペクトで簡単変数表示
  • ラインアセンブルで命令レベルのデバッグ
  • メモリ、レジスタ、コプロセッサの表示と変更
  • ビットごとのI/Oの表示と変更
  • スタック表示と関数スタックトレース
  • フォントやウィンドウの配色が自由に設定可能
  • 複数のオブジェクトファイルもワンクリックでダウンロード
  • マウスジェスチャで操作可能
統合開発環境CSIDE Ver.7を標準搭載

バグ検出機能とは

ターゲット・プログラムの実行時に配列オーバーフローなどを検出!

通常のテストでは気付きにくいメモリ破壊が検出でき、バグの早期発見、対応が可能になります。

  • 実行時に配列やヒープを破壊するバグを検出
  • 対象ソースを選択してビルドすれば利用可能
  • バグ検出したソース行を表示してブレーク
  • 検出時の変数やスタックトレースも表示可能
  • ターゲットCPUに非依存

もちろん従来の機能も継承

マルチコア対応詳細はこちらへ

マルチコアCPUのデバッグに対応。ヘテロジニアス・マルチコアにも対応し、コアごとに実行、ブレークを行うことはもちろん、µITRONやLinuxでのデバッグにも対応しています。

アンドゥ・トレース機能詳細はこちらへ

履歴として保存されているレジスタやメモリの値を使用して、トレース実行などで行き過ぎてしまった場合や、デバッグ途中でプログラムが意図しない動きをした場合などにレジスタやメモリの値を擬似的に戻すことができる機能です。

ベクタキャッチ・ブレーク機能

プログラムの暴走などで例外が発生した場合に、ブレークさせることができる機能です。ETBと組み合わせれば例外の発生原因の解析に役立ちます。

低電圧対応と電圧計測機能 *2

1.0V~5.5Vのターゲット電圧に自動追従して動作します。 また、ターゲット(VTref信号)の電圧値を表示することができます。

FPGAコンフィギュレーション対応

Zynq-7000ファミリで、プロセッサとFPGAのJTAGがデイジーチェーンされている場合、JTAGインターフェースを経由してFPGAをコンフィギュレーションすることができます。

シリアル・フラッシュ・メモリの書き込み/読み出し機能詳細はこちらへ

RZ/A1LやRZ/A1HなどのSPIマルチI/OバスコントローラやSPIインターフェースに接続されたシリアル・フラッシュ・メモリの書き込み/読み出しができます。

  • ファイル・ロードやファイル・ライト機能で、書き込みや読み出しが可能
  • 既に書き込まれているデータを残しながら、書き換えが可能
  • ファイル・ロードは、バイナリ、モトローラS、ヘキサ、ELFファイルが使用可能
  • モニタ・ファイルの変更で様々なシリアル・フラッシュ・メモリに対応可能
シリアルフラッシュ対応

リアルタイムOS対応(オプション)

オプションのRTOSデバッグ・ライブラリをデバッガソフトに追加することで、 リアルタイムOSのステータス表示機能やタスクトレース機能が追加されます。(リアルタイムOSによって仕様が異なります。)

µITRON対応

組込みLinux対応(オプション)詳細はこちらへ

カーネル、デバイスドライバからアプリケーションまでの全てのシーンでシームレスなデバッグに加え、マルチプロセス/マルチスレッドのデバッグをサポートします。(ディストリビューションによって仕様が異なります。)

仕様の詳細は製品概要書と技術資料でご確認ください。

組込みLinux対応

主な仕様

 

PALMiCE4 Model-J
JTAGモデル

PALMiCE4 Model-T
大容量トレース・モデル

デバッグ機能    
Go/Break/Step実行制御
マルチコア対応
内蔵フラッシュROM書込み
バグ検出機能
リアルタイムモニタ ※1 ※2
トレース機能 ※2    
ETB
ETM(PTM) ※1 4GB
ターゲット・インターフェース・コネクタ    
JTAG20ピン(2.54mm)
HP-20ピン(1.27mm),10ピン
Mictor38ピン
標準プローブ長※変換アダプタ含まず 約20cm 約45cm
一般仕様    
HOSTI/F USB3.0/USB2.0
電源 USB Vbus USB Vbus ※3
外形 108mm(W)×81mm(D)×28mm(H)
※ただしコネクタ部は除く
108mm(W)×81mm(D)×28mm(H)
※ただしコネクタ部は除く
対応コア    
PALMiCE4 ARM32bit版 Cortex-A5/A7/A8/A9/A15
Cortex-R4(F)/R5(F)/R7
Cortex-M0/M0+/M3/M4(F)/M7
ARM7/ARM9/ARM11
PALMiCE4 ARM64bit版 Cortex-A53/A57
※デバイス内の32bitプロセッサをマルチコアデバッグすることは可能。
PALMiCE4 Cortex-M専用版 Cortex-M0/M0+/M3/M4(F)/M7

CPU個別の対応については、「サポートCPU検索」より検索していただくか、当社営業までお問い合わせください

動作確認ボード

半導体メーカの評価ボードやボードメーカの組込みボード、シングル ボード コンピュータ(SBC)等での動作確認を行っています。

動画説明

 

◆PALMiCE4のリアルタイムモニタ機能

PALMiCE4のリアルタイムモニタ機能
 

◆PALMiCE4のホットプラグイン・デバッグ

PALMiCE4のホットプラグイン・デバッグ

関連資料

ドキュメント


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