2019.11.22Armコア対応 リアルタイム・デバッグの進化形ツール「PALMiCE4」販売開始!
誕⽣から18年、進化し続けるPALMiCEシリーズのコンセプトを継承して、「リアルタイム・モニタ機能」と電
断不要の「ホットプラグイン・デバッグ」で止められないシステムのデバッグ期間を大幅に短縮できる、リアルタイム・デバッグの進化形ツール【PALMiCE4】を販売開始しました。
リアルタイム・モニタ機能は、システムの稼働状態に影響を与えずに、変数やポートの値をサンプリング表⽰する機能で、最小10µsの⾼速サンプリングを⾏う事ができ、システム稼働中に値を書き換える事も可能です。
システムを稼働させた状態でPALMiCE4を接続できるホットプラグイン・デバッグとリアルタイム・モニタ機能を合わせて利⽤する事で、稼働中に発⾒した不具合をブレークせずに解析することができます。不具合を再現させるための繰り返し作業が不要となり、デバッグにかかる期間を⼤幅に短縮することができます。
PALMiCE4は使⽤⽤途に合わせて「Model-J」と「Model-T」の2つのモデルを⽤意しています。Model-Jはコストパフォーマンスに優れた標準モデルです。Model-Tは⼤容量のトレースメモリを搭載した⾼機能なモデルで、難解な不具合を解析する場合に利⽤できます。Model-Tは2019年年内の販売開始を予定しています。
両モデルとも⼿のひらサイズで、ACアダプタの接続も不要なため、現場でのデバッグをより簡単にするフット
ワークに優れたデバッグ・ツールです。
■PALMiCE4の主な特長
- 実行中のRAMアクセスを可能にする「リアルタイム・モニタ機能」
- 電断せずに解析ができる「ホットプラグイン・デバッグ」
- トレース表示でプログラム構造を見える化できる「関数スタック」
- 難解な不具合解析も可能な大容量トレース・モデル「Model-T」を用意
- 内蔵トレース機能(ETB)はModel-Jにも標準搭載
- USB3.0接続で高速にデータを転送
- バグ検出機能を装備したデバッガ「CSIDE V7」を標準搭載
- ローエンドからハイエンドまで、最新のArmコアに対応
■リアルタイム・モニタ機能の特長
- プログラムの変更不要
- 最小10µs間隔の高速サンプリングが可能
- リアルタイムにグラフ表示
- 異常値の検出による取り込み停止やブレーク機能
- 実行中に変数やポートの値を書き換え可能
- 記録データをファイルに保存・読み込みが可能