2009.04.17ARM CoreSight™テクノロジー SWD・SWV・ETMに対応 ARM Cortex-M3専用エミュレータ PALMiCE3 CM3(ETM200) が新登場!!
従来のJTAG接続はもちろんのことARM CoreSight™テクノロジーのSWD(シリアル・ワイヤ・デバッグ)、SWV(シリアル・ワイヤ・ビュワー)、ETM(エンベディト・トレース・マクロセル)に対応したARM Cortex-M3専用エミュレータ【PALMiCE3 CM3(ETM200)】が新登場、販売を開始しました。
SWDは、2本の信号線により、ユーザ・プログラムの実行、ブレークを実現します。これにより、従来のJTAGインターフェースに比べ信号線を減らすことができます。
SWVは、1本の信号線により、実行中にブレークすることなく変数の値や例外情報の参照が可能になります。さらに、タイムスタンプ機能により、各情報の相対的な時間測定を実現します。
ETMは、2本の信号線を接続するだけで、命令実行履歴を取得することができます。
既にリリースしています、ARM Cortex-M3 専用エミュレータ【J-STICKシリーズ】はSWD・SWV対応製品、【PALMiCE3 CM3(ETM200)】はさらにETMにも対応した上位製品となっています。
【PALMiCE3 CM3(ETM200)の主な特長】
- ARM CoreSight™テクノロジー ETMに対応
- トレース・メモリ容量 512Kフレーム
- ポート・サイズ 1ビット、2ビット、4ビット
- トレースクロック Max50MHz(両エッジ取得にて100MHz相当)
- タイムスタンプ 32ビット(クロック1µSもしくは50nSを選択)
- ARM CoreSight™テクノロジー SWD、SWVに対応
- リアルタイム・データ・ウォッチ 4点
- CPUサイクル測定(命令サイクル、PC、例外サイクル等)
- 指定したデータ・アクセス・アドレス間の実行時間測定
- 関数毎の実行比率を表示する簡易プロファイラ機能
- Printfデバッグ(ユーザ・プログラムからデバッガへPrintfの出力が可能)
- 例外情報表示機能
- SWV情報出力間の相対時間測定(Printfが実行される間隔の測定などが可能)
- 命令実行ブレーク、データ・アクセス・ブレーク機能
- 内蔵/外部フラッシュメモリへの書き込み、デバッグに対応
- 各種RTOSデバッグ対応(オプション)
- 手のひらサイズのコンパクト・サイズ
- USB 2.0(Hi-Speed)対応、高速処理をサポート
- 広範囲電圧対応(1.65V~5.5V ターゲット追従)と電圧測定機能
- 電源不要のVbus対応