2006.11.09NEC社製の組込み機器向け Eclipseベースの新統合開発ツールとコンピューテックスのデバッグ環境が連携!
コンピューテックスは、NEC社と協業し、携帯電話やデジタル家電などの組込み機器向けEclipseベースのNEC社製新統合開発ツール「SystemDirector Developer's Studio Embedded」と当社製JTAGエミュレータ「PALMiCE(パームアイス)」並びにデバッガ・ソフト「CSIDE(シーサイド)」との連携を実現いたしました。
NEC社製 新統合開発ツールSDDS/E(SystemDirector Developer's Studio Embedded)は、設計、実装、デバッグ(検証)というソフトウェア開発の各工程を一貫してサポートしており、一連の作業を途切れなく実行しプロジェクト全体の効率的な開発と品質の向上を実現いたします。また、新製品の各機能は急速に普及しつつあるオープンソース(OSS)の開発環境Eclipse
(エクリプス)に対応し、Eclipseのプラグイン(機能拡張ソフト)という形式で提供されます。これにより、開発者は既に習得し、手馴れたEclipseの操作感、インターフェイスを用いて新たに組込み機器向けのソフトウェアの開発環境を構築することができます。
Eclipseベースの新統合開発ツールは、コンピューテックスのJTAGエミュレータ「PALMiCE2 ARMシリーズ」および「PALMiCE2H ARMシリーズ」をEclipse環境から利用可能にする「SDDS/E」の連携用プラグイン「CSIDE Plugin for SDDS/E」が提供されます。なお、この連携用プラグイン「CSIDE Plugin for SDDS/E」はNEC社からのご案内のもとコンピューテックスのダウンロードページより入手が可能となっています。
コンピューテックスはNEC社との協業、連携を図ることで組込み機器向け統合開発ツールでの一貫したデバッグを可能とし、デバッガ、JTAGエミュレータとEclipseの連携により機器を含めたトータルな開発環境の構築に取り組んでいます。
「CSIDE Plugin for SDDS/E」の特長
- SDDS/Eからの連携機能
- プロジェクト・ファイルからCSIDEを起動
SDDS/Eの操作でCSIDEのプロジェクト・ファイルからCSIDEを起動。 - ファイル・サーバの連携
CSIDEのファイル・サーバと同等の機能をSDDS/Eに作成して、デバッグに必要なファイルを
CSIDEのファイル・サーバと連携。
- プロジェクト・ファイルからCSIDEを起動
- CSIDEからの連携機能
- タグジャンプ機能
CSIDEのコード・ウィンドウやエディタ・ウィンドウからSDDS/Eのエディタにタグジャンプ可能。
- タグジャンプ機能
※CSIDE Plugin for SDDS/Eを動作させる為にはSDDS/Eのライセンスが必要です。
通常のEclipseだけでは動作いたしません。