2006.05.25デバッグ手法を大きく変える大容量トレースメモリ搭載の最新JTAGエミュレータPALMiCE2H ARM 新登場!!
ますます大規模になる組込みシステム設計。何十万、何百万行にも及ぶプログラムのデバッグはまさに時間との戦いです。その大規模なプログラムのバグを短時間に見つけ出すことを目的に「秒トレースとリプレイ可能なデバッグ」を実現した大容量トレースメモリ搭載の最新JTAGエミュレータ PALMiCE2H ARMが新登場しました。
大容量のトレースデータから実行結果をシミュレーションすることにより、レジスタやメモリの値を復元、擬似的な実行が行えるなど、従来のデバッグ手法を大きく変える新機能、「トレースバック機能」を搭載しています。
また、機能性・操作性を追及したコンピューテックス オリジナル・デバッガソフト「CSIDE(シーサイド)」に最新ユーザ・インターフェースを実装した【CSIDE Ver.5】を標準装備して、いよいよ6月より販売開始!
【 主な特長 】
- トレースバック機能
トレースの内容をシミュレーションすることにより、レジスタやメモリの値を復元し、擬似的な実行を行う機能。
・トレースした内容でプログラム実行やステップ実行が可能
・グローバル変数、ローカル変数の値を復元
・逆ステップ実行で時間と逆方向に実行可能
・不具合の現象を何度でも任意の位置から再現可能 - 遷移もわかるCPUトレースウィンドウ
大容量トレースメモリで取得した数秒間のトレースデータからプログラムの動作を一目で把握することが可能。
・1億を超える命令のトレースに対応
・関数やLinuxプロセスの遷移グラフを表示
・マーク間の時間表示
・トレースデータの保存、読み込み
・ダイレクトキー入力による、トレース検索 - 1Mバイト/S以上の高速ダウンロード
USB 2.0のHigh Speedモード対応とJTAG通信の最適化によって、JTAGを経由した
ターゲットRAMへのダウンロードが1Mバイト/S以上で行えます。
また、通信スピードの高速化によって、あらゆるコマンドの高速化を実現。 - 2倍の高速化と1000倍のトレースメモリ容量拡大化
PALMiCE2 PALMiCE2H ETMトレースクロック 200MHz ⇒ 400MHz JTAGクロック 40MHz ⇒ 66MHz 高速ダウンロードプローブ使用 10MB/S ⇒ 20MB/S USBホスト通信速度 10MB/S ⇒ 20MB/S トレースメモリ容量 256Kフレーム ⇒ 256Mフレーム - マルチコア・プロセッサ対応
NECエレクトロニクス製 携帯電話向けマルチコア・プロセッサのMP211に対応。
同期実行や同期ブレーク、CPUごとの実行状態を監視するステータス表示機能など
マルチコア・デバッグに特化した機能を用意。 - 組込みLinux対応
カーネル、デバイスドライバからアプリケーションまでの全てのシーンでシームレスな
デバッグに加え、マルチプロセス/マルチスレッドのデバッグをサポート。 - 対応ARMコアCPU
ARM7TDMI,ARM7TDMI-S,ARM720T,ARM920T,ARM946E-S,ARM966E-S,
ARM922T,ARM925T,ARM926EJ-S,ARM1136J-S,ARM1136JF-S