JTAGエミュレータ PALMiCE3 PALMiCE3の使いやすさを追求した設計思想は、
多くのエンジニアに支持されています。

PALMiCE3 H8Sは、ルネサス エレクトロニクス製のH8SX/H8Sファミリに対応したJTAGエミュレータです。

さらなる進化を遂げたPALMiCE3

PALMiCEシリーズのコンセプトを継承して、高速化による快適なオペレーションと電源レスやコンパクト化による使いやすさを実現。 さらに、先進のマルチコア対応やCPUトレースを独自に拡張したデバッグ機能を搭載しました。

高速化を実現

より良いデバッグ機能の実現とトレースメモリの増大を考慮して、ホスト間通信の高速化を実現しました。 このことにより、トレースデータなどの内部資源の転送が高速化し、より快適なデバッグが可能となりました。

Vbus対応電源レスを継承

PALMiCEシリーズのVbus対応電源レスのコンセプトを継承して、電源レスを実現しました。

さらなるコンパクト設計

パフォーマンスの向上やマルチコア対応、トレースメモリの増量などの性能アップを行っても従来機種よりさらなる小型・軽量化を実現しました。

デバッグ環境の追加が低コストで可能*4

標準セットのデバッガソフト「CSIDE」とは別に同本体で使用可能なCSIDEを追加購入することで、新たなCPUのデバッグ環境が低コストで導入できます。

特長

アンドゥ・トレース機能*2

トレース実行(シングルステップ実行)で行き過ぎてしまった場合に、変化したレジスタやメモリの値を擬似的に戻すことで実行結果を元に戻します。分岐前の状態確認や値を変更しての再実行など、ちょっとした再確認が簡単に行えます。

分岐トレース*1

ブレーク直前の数分岐分(分岐元または、分岐元/先、分岐間補完)を表示することができます。

DTCパラレル転送*3

ユーザ・プログラム実行中にブレークすることなくメモリのアクセスを行うことができます。

CPUブレーク・サポート*1

プログラムの実行後ブレークやデータをリード/ライトした時のアクセス・ブレークが可能です。

シミュレーテッドI/O機能*3

ユーザ・プログラムの標準入出力をJTAG経由でデバッガが処理します。例えば、printf()やscanf()などのCライブラリ関数が実行された場合、デバッガのターミナル・ウィンドウで画面出力とキーボード入力が行われます。この機能はCPUをブレークさせることなくユーザ・プログラムとデバッガが通信を行う為、リアルタイム性を要求するデバッグに最適な機能となります。

シミュレーテッドI/O機能

統合開発環境CSIDE Version5を標準搭載

プログラムの作成からデバッグまでの開発サイクルをシームレスに実現するための統合開発環境を標準装備しています。

統合開発環境CSIDE Ver.5を標準搭載載

リアルタイムOS対応(オプション)

オプションのRTOSデバッグ・ライブラリをデバッガソフトに追加することで、 リアルタイムOSのステータス表示機能やタスクトレース機能が追加されます。(リアルタイムOSによって仕様が異なります。)

リアルタイムOS対応(オプション)

主な仕様

対応CPU

H8SX/H8Sファミリ

CPU個別の対応については、「サポートCPU検索」より検索していただくか、当社営業までお問い合わせください

動作環境

対応ホスト : 対応OSが動作するパソコン
ホストI/F : USB 2.0
対応OS : 日本語 Windows 10/8/7 (64bit /32bit)

関連資料

ドキュメント

資料名
製品概要書
技術資料
価格表
  • *1:CPUによって仕様が異なります。
  • *2:対応CPUは、H8Sです。
  • *3:対応CPUは、H8SXです。
  • *4:PALMiCE3本体モデルにより、CSIDEオプションご購入時に変換アダプタ等をあわせて購入していただく必要があります。

詳細については当社営業部までお問い合わせください。