============================================================================== CM-3G Linux SDK V1.00.00 補足説明書 2015-10-28 Copyright (C)2015, Computex Co.,Ltd. ============================================================================== ■USBホストにUSBシリアルコンバータを接続すると3G通信が出来なくなる。 CM-3Gにて拡張ボード側のUSBホストにUSBシリアルコンバータを接続すると/dev/ttyUSB0が拡張したUSBシリアルコンバータに割り当てられる場合があります。 SDKに付属の各種アプリケーションや設定スクリプトファイルは/dev/ttyUSB0〜/dev/ttyUSB3をSierraWirelessとして作成しているのでそのままのサンプルソフトでは3G通信が出来なくなります。 この場合、CM-3Gボード上の3Gモジュールをカーネルドライバに変更して、拡張ボード側のUSBシリアルコンバータのドライバをローダブル・モジュールにする事で回避可能です。 拡張ボードで使用するUSBホストに接続するUSBシリアルのドライバはローダブル・モジュールとしてカーネル・ドライバより後にロードするように変更してください。 以下の変更を行う事で回避できます。 ${buildroot}$ make linux-menuconfig Device Drivers ---> . [*] USB support ---> <*> USB Serial Converter support ---> <*> USB Sierra Wireless Driver (この設定を'M'から'*'に変更) USB FTDI Single Port Serial Driver (この設定を'*'から'M'に変更)   また、その他のUSBシリアルドライバを私用する場合は、ローダブルモジュール('M')としてください。 上記設定は以下のパッチファイルでも適用されます。 buildroot-2013.08.1-cm-3g-20150616-1-20151028-ttyusb-sierra.patch ■root以外のユーザーを作る CM-3GのLinuxコンソールで、以下のコマンドを実行します。 # adduser username Changing password for username New password: Retype password: Password for username changed by root 上記のコマンドで変更された以下のファイルをUSBメモリ等にコピーしてSDKの以下のフォルダにコピーして再コンパイルしてく ださい。 ・CM-3Gボード上のファイル /etc/passwd /etc/group /etc/shadow ・CM-3G Linux SDK上のファイル ${buildroot}/board/ckb/cm-3g/initrd/etc/ また、以下のユーザ用のフォルダも作成してください。 ${buildroot}/board/ckb/cm-3g/initrd/home/username SDKを再コンパイルして出来たuImage.binでNORフラッシュを書き換えてください。 以上